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はじめまして!
当「合鍵物語」は、合鍵にまつわるたくさんの特別な思い出を集めたサイトです。
両親共働きで鍵っ子だった思い出、彼から初めてもらった鍵、などなど!とっておきのエピソードがいっぱい。
合鍵は複製できても、思い出は複製できないのです。ぜひ一話ずつ大切に読んでいってくださいね。

お兄ちゃんと一緒

今日は、読者のM.Uさんから頂いたお話。
とても素敵なエピソードをありがとうございます。

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うちの子供たちは、小5の男の子と小1の女の子のふたり兄妹です。
下の子が小学校に上がるまで私は専業主婦をしていたのですが、小学校入学を機にパートに出ることにしました。
それまでも、私が急用で家を空けた時のために上の子には合い鍵を渡していました。
それをみた下の子は、「お兄ちゃん、いいな-。私も鍵が欲しい!」といつも言ってしました。
おもちゃのペンダントや魔法ものアニメの変身セットなど、キラキラしたものを好む子供なので、合い鍵もその延長のように見えたのかもしれません。
「これは大事なものだからダメよ」と言い聞かせてきたのですが、これからはそういう訳にはいきません。
小学校が終わった後は学童保育へ通うことになっていましたが、万が一私のパートが長引いた時に外で待たせることになっては気の毒です。

そこで、娘にも専用の合い鍵を渡すことにしました。
お店に行って新しい合い鍵を作り、私はしっかり話しました。
「これがないと、お家に入れなくなる」こと。
「もし、お外で落とすと、泥棒さんが入ってしまうかもしれない」こと。
「使わない時は、きちんと首にかけておく」こと。
念願の合い鍵をもらえるということで、子供はいつになく真剣にうなずきながら聞いてくれました。
そして、ピンクのキラキラした紐を通した合い鍵を渡すと、それはもう大喜びです。
「お兄ちゃんと一緒だ!おそろいの鍵!」と家中を飛び跳ねています。
その日はずっと、家の中でも鍵を首から下げていましたね。
夫が帰宅するとさっそく自慢。
「パパ、これ私の鍵!」と大得意です。
夫も「よかったな。大事にするんだぞ。なくしたらダメだからな。」なんて言いながら、うれしそうでした。

そして小学校に通い始めた娘は、学校も学童もとても楽しいようです。
良いお友達にも恵まれ、毎朝元気に出かけていきます。
私も理解ある職場で働くことができ、夕方は早めに帰宅できることになりました。
そのため、子供たちが合い鍵を使って家に入ることは今のところありませんが、「大切な合い鍵を持たせてもらった」という経験が、娘を一回り成長させたようです。
自分も家族の一員だ、という自覚が芽生えたようで、以前より積極的にお手伝いなどをしてくれるようになって助かっています。
子供というのは、こうやって少しずつ成長していくものなんだな、とうれしく思いました。

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