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はじめまして!
当「合鍵物語」は、合鍵にまつわるたくさんの特別な思い出を集めたサイトです。
両親共働きで鍵っ子だった思い出、彼から初めてもらった鍵、などなど!とっておきのエピソードがいっぱい。
合鍵は複製できても、思い出は複製できないのです。ぜひ一話ずつ大切に読んでいってくださいね。

鍵っ子は恥ずかしい?

皆さんの合い鍵にまつわるエピソードを聞いていると、「鍵っ子=恥ずかしいもの」という認識をしていた人が多いようです。
今でこそ、夫婦が共働きするのは当たり前の話。
しかし、数十年前にはそうでない時代がありました。
「男が生活を支えるために働いて、女性は家庭に入って家を守る」
そんな考えがまだ色濃く残っていたのです。

そのような時代に共働きをしていると、意地の悪い一部の大人達はその家庭の悪口を言います。
「あの家は旦那の稼ぎがわるいから、奥さんにまで仕事をさせている」
「子供に鍵を持たせて一人にするなんて、非行に走ったらどうするんだ」
「お母さんが子供の面倒を見ないから、あそこの家の子は勉強ができない」
今の感覚で考えると、偏見もいいところですが、昔の鍵っ子達は心ない大人のそのような批判を感じながら生活していた部分があります。

そのために鍵っ子であることを内緒にしようとする子もいたほど。
とはいえ、低学年の頃は共働きの家の子供は学童保育へ通いますから、「学童へ行く=鍵っ子」であることは必然的にわかってしまいます。
それにもかかわらず、どうしても両親の共働きを隠したかったらしく、「うちのお母さんは家にいるけど、僕は学童に通っているんだ」と言い張っていた子供もいるほど。
まあこれは、子供に肩身の狭い思いをさせるようなことを言う大人が悪いのですけどね。

僕が個人的に思うことは、鍵っ子は大変な部分もあるけれど、大人になってから役に立つ貴重な経験もできたということ。
学童のない高学年になって、親の帰りが遅ければ、自分で夕飯をどうにかしないといけない。
今みたいにコンビニで何でも売っている時代ではなかったし、育ち盛りの小学校高学年、ともかく腹が減るという状況。
そこで、見よう見まねで米をといで炊飯器にセットして、冷蔵庫の卵をかけて食べる。
次のときには卵にプラスしておかかを入れてみる。
それがやがて卵焼きになり・・・といつのまにか簡単な自炊ができるようになっていたというのはよくあるパターンのようです。
そのため、鍵っ子はいつもお母さんのいる家で育った子供より自炊のスキルが高いのだとか。

また、自分も家族を支える一員だという自覚も強い傾向があるかもしれません。
料理だけでなく、洗濯物を取り込んだり、休みの日に掃除をしたりといったことも、夜遅くまで急がしく働く両親を見て育った子はごく自然にやるようになるとか。
まあ、例外もいるでしょうが・・・
鍵っ子は、大変な部分もあるけれど、たくましくもある。
僕はそんな風に思っています。

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