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はじめまして!
当「合鍵物語」は、合鍵にまつわるたくさんの特別な思い出を集めたサイトです。
両親共働きで鍵っ子だった思い出、彼から初めてもらった鍵、などなど!とっておきのエピソードがいっぱい。
合鍵は複製できても、思い出は複製できないのです。ぜひ一話ずつ大切に読んでいってくださいね。

鍵の歴史

今では毎日の生活で当たり前の存在となっている鍵ですが、鍵の歴史というのはいったいいつ頃から存在するのでしょうか?
日本における鍵の歴史を振り返ってみると、じつはそれほど古くはないようです。

日本では、江戸時代に長い間「鎖国」が行われてきたのは皆さんご存じのとおり。
そして、この鎖国の時代というのは、日本国内ではとくに大きな戦争もありませんでした。

つまり、江戸時代の日本の治安というのはとても良かったのです。
それに加えて、その当時は近隣に住んでいる人同士で「五人組」という組織を作り、相互に助け合いをするという制度もありましたから、自動的に不審者を排除する相互監視の世の中が実現していたのです。

また、庶民の住まいは長屋であることが多く、近所の人がお互いの家を行き来して、家に上がり込んでお茶をのんだりおしゃべりを楽しんだりといったことも日常的だったので、現在のような空き巣や不審者が入り込む余地はなかったのかもしれません。

そんな江戸時代でも鍵を使っていた場面があります。
それは、蔵に財産を保管している裕福な人や、城の門につけられた「かんぬき」など。
しかし、このうち蔵につけられた錠前については、それほど頑丈なものでなく、簡単に壊すことが可能なものであったそうです。

一方の錠前は、城の門に使われるだけあって、しっかりしたものが設けられていたそうですよ。
やはり江戸時代でも、大切な物を保管するところや、偉い人がいる場所には鍵をかけていたんですね。

江戸時代が終わり、文明開化の時代になると、鍵はより重要な役割を持つようになりました。
それでも、昭和の中頃までは、まだまだ一般家庭では鍵をかけずに外出するようなことも多いなど、防犯意識はいまにくらべてゆるいものであったようです。

これは、江戸時代と同様に近隣同士の相互監視が機能していたからで、近所の住人同士のコミュニティがしっかりとしていたために、それが防犯対策になっていたのです。

そういった地域コミュニティによる防犯機能が薄れ始めたのが、高度成長期以降でしょう。
団地やマンションなどの集合住宅に住む人が増え、核家族化が進み、近所づきあいの機会が減ったことによって、それぞれの家庭で防犯対策としてしっかりと鍵を閉めることが重要となってきました。

鍵の役割や重要度というのも、時代と共に変化しているのです。

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